風水の思想はいつ生まれたの?(歴史・由来) |
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気の流れを意識しながら都市、住居、建物、墓等の位置を
決定する思想の事を風水と言いますが、このような思想は
いつ生まれたのでしょうか?
早速、風水の歴史・由来を調べてみました。
風水思想の始まり(歴史・由来)
風水という言葉が始めて使われたのは、
晋(265-420)の郭璞(276-324)が言い表した一文
「気は風に乗れば則ち散り、水に界(へだ)せられば則ち止(とどま)る。
古人はこれを集めて散らせしめず、
これを行かせて止(とどま)るを有らしむ。故にこれを風水と謂う。」
が語源だと言われています。この一文は「葬書」に記されています。
このような風水の思想の基本となっているのが、「陰陽五行説」です。
陰陽とは、万物は「陰」・「陽」の相反する
2つの性質によって成り立っている思想の事を言い、
五行思想とは、万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなる
という思想の事を言います。
この思想を元に「気の流れを意識した風水」
という思想が生まれたのです。
※晋とは・・・中国の王朝の1つです。司馬炎が魏の
最後の元帝から譲り受けて建国した国です。
風水の別名(豆知識)
風水は別名、「地理」と呼ばれています。現代ではインテリア
の飾り場所等を決める際に用いられる風水ですが、もともとは
土地の起伏や水の流れ方等によって土地を格付けする技術
として用いられていました。なので、風水の事は「地理」
とも呼ばれていたのです。
日本における風水の歴史はどうなっているの?
日本では1990年代以降、風水ブームが起こり、
メディアで取り上げられるようになりましたが、それ以前は
「四神相応」が取り上げられてきました。
日本で、風水思想が広まったのはつい最近の事だったんですね。
※「四神相応」とは・・・天の四方の方角を司る四神
の存在に最もふさわしいと信じられてきた地相の事を言います。
方位 |
四神 |
地相 |
色 |
季節 |
東 |
青龍 |
流水 |
青 |
春 |
西 |
百虎 |
大道 |
白 |
秋 |
南 |
朱雀 |
湖沼 |
赤 |
夏 |
北 |
玄武 |
丘陵 |
黒 |
冬 |
※平安京や江戸城は「四神相応」を基に建設したと言われています。 |
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