1年は1〜12月まであり、2月以外はすべて30日か31日です。
なぜ、2月だけ28日・29日で短いのでしょうか?その歴史を追ってみました。
紀元前753年、古代ローマでローマ暦という太陽暦が生まれました。
その暦は3月から始まり2月で終わっていました。
その後、、紀元前45年1月1日からユリウス・カエサルによって
ユリウス暦が採用されました。
カエサルが制定したユリウス暦
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1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
合計 |
平年 |
31日 |
29日 |
31日 |
30日 |
31日 |
30日 |
31日 |
30日 |
31日 |
30日 |
31日 |
30日 |
365日 |
閏年 |
31日 |
30日 |
31日 |
30日 |
31日 |
30日 |
31日 |
30日 |
31日 |
30日 |
31日 |
30日 |
366日 |
※7月はカエサルの誕生月の為、ユリウス・カエサルの名にちなんで
Julius(Iulius)と呼ばれるようになりました。
※古代ローマでは3月を初めの月としていた為、3月から31日、30日と
交互に並べて、最終月の2月を29日・30日として1年を365日・366日としました。
アウグストゥスによるユリウス暦の改定
紀元前8世紀に皇帝アウグストゥスは8月を自分の名「Augustus」とし、
8月の日数を増やし、最終月である2月の日数を減らしました。
(ユリウス・カエサルの名にちなんだ7月よりも日数が少ないのは嫌だったのです。)
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1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
合計 |
平年 |
31日 |
28日 |
31日 |
30日 |
31日 |
30日 |
31日 |
31日 |
30日 |
31日 |
30日 |
31日 |
365日 |
閏年 |
31日 |
29日 |
31日 |
30日 |
31日 |
30日 |
31日 |
31日 |
30日 |
31日 |
30日 |
31日 |
366日 |
ローマ暦では1年の最終月が2月であった事と、皇帝アウグストゥス
が8月の日数を増やし、2月の日数を減らした事で、2月の日数は他の月に比べて短くなりました。
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