札幌のラーメンを思い浮かべると味噌ラーメンを連想しますが、
札幌名物はなぜ醤油でなくて味噌なのでしょうか?
その歴史をたどってみました。
歴史
札幌には戦前から在日華人の調理人達によるあっさりした
スープのラーメンが存在しており、これが発祥とされています。
この中でも中華料理店「竹家食堂」が
1923年にはじめた醤油ラーメンが元祖でした。
その後、1度太平洋戦争でラーメン店は姿を消しましたが、
終戦直後、屋台でラーメンがラーメンを作り始めました。
当初は醤油味でしたが、やがて
「味の三平」の大宮守人が味噌ラーメンを考案しました。
これが雑誌やデパートの物産展などで全国的に広がった
ことから「札幌ラーメンは味噌ラーメン」と捉えられるようになりました。
実際には、どのラーメン店も醤油・味噌・塩ラーメン
の3種類を提供している所ばかりです。
ラーメンの特徴
豚骨などを煮出したスープに札幌の気候に合わせラーメンが冷めるのを防ぐために
ラードなどを浮かべる場合が多いです。脂っこいのが特徴と言えます。 |