人間は毎日、時間を考えながら生きていますが、
なぜ1年は12ヶ月で1日は24時間なのでしょうか?
昔、メソポタニアの人は月を見ながら時間を考えました。
月は満(み)ちたり欠(か)けたりしながら、30日(にち)ほどでもとにもどります。
(正確には29.530589日です。)
※月の満ち欠けは月が地球の周りを周っている為おこります。
この周期を12回繰り返すと1年になります。(1年が12ヶ月の理由です。)
その為、1日を分けるのも12という数字を使うようになりました。
ところが、エジプトの人達は昼と夜をそれぞれ12に分けるようにしました。
これが、1日24時間と言われるようになった由来です。
この12という分け方ですが、当初は、
日の出から日の入まで(あるいは夜明けから日暮れまで)の12分の1が1時間
日の入りから日の出までの12分の1が1時間とされてきました。
季節によってその長さが大きく変わり、昼の1時間(1とき)は夏は長く冬は短くなります。
また、緯度(いど)によっても変わることになるが、
人の行動範囲が狭い間はこれについては問題になりませんでした。
この時法を不定時法と言います。
しかし、人々の行動範囲は広くなった為、1日の24分の1を1時間とするようになりました。
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