危険・警告色・サイレンはなぜ赤色なの?(歴史・豆知識) |
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パトカー・救急車・消防車や信号機・踏み切り等、危険・警告を示す色
として世界中で使用されている色は「赤色」ですが、
なぜ赤色なのでしょうか?早速、その理由を調べてみました。
「赤色」は生物が示す危険・警告色
「赤色」は生物が示す警告・危険色です。例えば、「血まみれの人」
を想像してみて下さい。「血まみれの人」からは、「危険」
といったキーワードが連想されるはずです。また、毒グモである
セアカゴケグモやアカハライモリ等、赤い色をした動物は毒を
持つ生物が多いです。赤色の危険・警告色を持つ生物は
あえて外敵に目立ちやすい体の色・模様を持つ事で
自身に手を出すと危険が及ぶぞと警告を発する事で安全を
確保しているのです。このように「赤色」は生物が示す
危険・警告色である事から人間社会でも危険・警告を示す色
として「赤色」が使用されるようになりました。
危険・警告色としての赤色の歴史
では、人間社会での「赤色」の歴史はどうなっているのでしょうか?
自動車で「警告・危険色」として「赤色」が初めて使用されるように
なったのは、1865年:イギリスでの事です。
当時の蒸気自動車は直径180cmもの巨大な金属製の車輪を
必要とし、重量も4トンもあり、振動がひどく、道路を痛めていた為、
人々から敵対視されていました。その為、
「速度は、郊外6.4km、市内3.2kmと制限され、
警告色である赤い旗を持った歩行者が先導する」といった規定が
定められていました。また、1868年、ロンドン市内に設置された
世界初の信号機も、緑色・赤色の2色で運用されていました。
このように危険・警告を表す「赤色」は自動車、信号機が
登場した当初から使用されていたのです。
信号機・踏切・緊急車両の回転灯はどこが作ってるの?
※信号機・踏切は日本信号、京三製作所、大同信号が
日本の3大信号メーカーと呼ばれています。
※パトカー、救急車などの回転灯は大阪に本社を置く、
潟pトライト(1963年設立)が製造しています。(シェアはほぼ100%) |
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