日本のプロ野球で優勝したチームのメンバー同士が
ビールをかけあう風習が日本にはありますが、あれはいつ生まれたのでしょうか?
ビールかけの起源
アメリカ合衆国では古くから優勝したチームがシャンパンをかけあって
喜ぶ習慣(シャンパンファイト)がありましたが、
日本にはそのような習慣はなく、ビールで乾杯する程度でした。
しかし、1959年(昭和34年)、南海ホークスが4年ぶりにリーグ優勝を決めたあと、
東京都中野区の「中野ホテル」(当時の南海の選手宿舎。現存せず)で開かれた
祝勝会の折にカールトン半田(日本名・半田春夫)内野手が、
他の選手(杉浦忠)にビールをかけたことが起源とされています。
※カールトン半田選手はアメリカ合衆国ハワイ州出身のプロ野球選手で
アメリカのシャンパンファイトの風習を真似て初めたのが起源です。
ビールの使用量は?
ビールかけの映像を私達はテレビで見た事があると思いますが、
実際、ビールかけにはどの程度の量のビールが使用されているのでしょうか?
2005年の阪神タイガース優勝の際は5000千本のビール瓶が用意された
そうで、633ミリリットル×5000=3,165リットルビールが使用された事になります。
ビール瓶が1本330円として、1,65万円もお金をかけた事となります。
※その他球団のビールかけの動画で調べてみると、
だいだいどこの球団のビールかけでも1000本〜2000本程度はビールを
使用している事がわかりました。
少なく見積もっても633リットル、33万円もの費用を使用している
事となります。ビールかけは楽しいですが、お金の無駄遣いという問題もあります。
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